秋の甲子園大会

前のブログでお話しした大人の高校野球大会「マスターズ甲子園」が今年は11月11日、12日の2日間、西宮市の阪神甲子園球場で開催されました。マスターズ甲子園は、高校野球部OB・OGが甲子園大会の出場・非出場に関わらず、皆が目指した甲子園球場の舞台でプレーする夢や憧れを、母校同窓会チームでもう一度追いかけようという野球イベントです。思い返せば14年前の年始早々、大学院生時代の恩師の「甲子園球場が借りられたから、11月28日にマスターズ甲子園するぞ」の一言で大会が始動しました。それからは大会の準備に明け暮れ、日をまたぐミーティングとパソコンでの事務作業、選手・ボランティアへの連絡調整、大会ガイドブックの編集等々、経験したことのないハードな毎日でしたが、学生時代の部活動(陸上競技をしてました)とはまた違った充実感を得ることができました。そしてほぼ毎晩深夜に食べるラーメンの美味しかったこと...体重が一気に増えたことは忘れがたい思い出です(笑)。甲子園大会に来られる選手や参加者に楽しんでもらうためには、私たちにできることは何なのかを考えることが、大きな機動力になっていたのだと思います。皆さんは学業と同じくらい打ち込める何か活動はありますか?学生の間にたくさんの人と関わりながら様々な力を身に付けていきましょう。
昨年から授業内でマスターズ甲子園のことを話しています。高校野球が好き!甲子園に入りたい!なんでもいいから手伝いたい!とボランティア参加を希望してくれる学生がゼミに来てくれます。今年はゼミ生と専攻科生に、大会に出場する選手やボランティア参加者の子どもを対象にした運動あそびや工作あそびなど、子どもたちが楽しめる企画を準備してもらいました。訪れてくれた子どもの数は若干少なかったですが、用意したあそびに興じている子どもの笑顔と、上手に子どもの興味関心を引き出す学生たちの姿を見て、湊川でみっちりと保育や幼児教育を学んできた力を遺憾なく発揮してくれていたことが印象的でした。子どもに遊べる場を提供する試みは、現役高校球児の春の選抜大会や夏の選手権大会では見られない、マスターズならではのユニークな光景かもしれません。
ユニークと言えばもう一つ、マスターズ甲子園は試合だけでなく、甲子園のグラウンドに立って親子でキャッチボールをしようというプログラムもあります。近年、子どもたちが活動しているスポーツ種目から野球人口が減少傾向にあること、ボールを投げる力が低下していることが懸念されていますが、お父さんやお母さんと一緒にキャッチボールをする機会がたくさんあれば、野球人気も投げる力も再び盛り返すのではないでしょうか。今後はボールを投げる楽しさを湊川の学生が伝える試みもしていきたいと考えています。
来年のマスターズ甲子園2018大会は11月に開催される予定です。親子でのキャッチボール参加でも、ボランティア参加でも、観戦でも(入場無料)、もちろん選手としてでも、秋の甲子園を楽しみましょう!