歩き旅~星空枕に~

学生時代の最大のイベントの一つは、北海道への歩き旅兼ヒッチハイクでした。野宿が可能な時期を選んで旅を楽しみました。お決まりのバイトで資金を貯め、夜汽車(夜行列車)で青森へ向かいました。朝方に青森駅到着、青函連絡船で船酔いもせず函館に着きました(今は新幹線が…)。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そばに函館山があり、市内見学がてら上りました。時間的に夜になり、横を車がドンドンビュンビュン上がっていきますが、風体良からぬ(?)男が寝袋担いでの恰好は今でいう不審者紛い。乗せていただけるはずもない訳で、汗だくでの夜景観光となりました。でも、当時からも神戸や長崎と並んで三大夜景の一つとして函館は有名で、その美しさには感激しました。心地よさだけは記憶に残っている次第です。

 

 

 

さぁ!歩き旅の始まりです。函館山を下りて、小沼・大沼の周辺をウロツキ、ユースホステルの笑い声を尻目に今夜の野宿探しです。夜通し歩くことも厭わずに先へ先へと歩きました。

さて、ネットでもヒッチハイクの話題は尽きないくらいにありますが、装備の品々が変わってきているのには少し時代を感じました。

記憶に残っている私の装備品は、簡易リュックとシュラフ(寝袋)と木刀(杖替わり?)、懐中電灯そして現金と帰りのチケット割引券くらいで、日常品は現地調達するつもりで極力身軽な格好で出掛けたことを覚えています。ネット上では、必須アイテムとして、段ボールかスケッチブック、マジックまたはマーカー、そして土産(タバコ、飴玉、ガムなど)をドライバー用に準備するなどが紹介されています。他に着替えは日数分(? 私は1回分のみ)とか、歯磨きなどの日常品にバンドエイドや胃薬などのかんたんな医薬品が挙げられていました。予定表、旅程表もあり、特に地図はスマホを地図代わりにするなど迷うことのないアイテムが溜息の出るほどあるのには感心しました。極めつけは、シュラフが今では野営ができるような簡易テントまで装備品になっているのには羨ましいですね。

 

話を戻しましょう。夜間の一人歩きは危険を承知で、長万部(オシャマンベ)を目指して歩きました。そこから小樽へ向かうつもりでした。辺りが暗くになり、街灯がほとんどない道路を懐中電灯の明かりを頼る状況で疲れるまで歩き(でもこれが楽しかったですね)、道路の畦道に入り田んぼのそばにシュラフ(寝袋)を広げ、眠ることにしました。夜空は考えられないくらいの星の数で、ビックリです。流れ星がいくつも見えたでしょうが、その時は当たり前のように眺めていました。(贅沢な話です)まさに「星空枕に」ですね。

横になって眠りかけた頃に、いきなり頭の辺りに軽トラックが止まり、「何しているんだ」と問われました。何にも考えずに「寝てます」と答えてしまいましたが、北海道に来て、初めての会話がこれかぁ!…To be continued.