まだまだ使えたスクエア型モニタ

今日における学びの形態は,かつてのように教員などの知識の源より知識の獲得を重要視するものから,人やそれを取り巻く環境との相互関係,すなわち社会参加による知の構築への転換を考えるようになっています。現在,多くの大学において様々な形で,アクティブ・ラーンニング(能動的な学習)が導入されています。アクティブ・ラーンニングという言葉はおもに高等教育で使われますが,初等・中等教育においても,同様の流れがあります。1988年改訂の学習指導要領「総合的な学習の時間」の導入,2008年の改訂では,「言語活動の充実」があげられ,知識をベースに,「思考力・判断力・表現力」などの育成に力が入れられてきていますね。

 

湊川短期大学でも,ラーンニング・コモンズの整備が進められ,アクティブ・ラーンニングを進める物理的な環境が整えられてきています。このような環境でのPBL(プロジェクト・ベースド・ラーンニング),ディスカッションやプレゼンテーションなどは,思考を活性化する学習として効果的に取り入れたいと思っています。

 

ところで,学生ゼミでのディスカッションも,多くの情報をもとに,情報を整理しながら進め能動的な学習へ導くことが大切だと思っています。しかしながら研究室の中では小さいノートパソコンの画面を左右から覗き込んだりして,ディスカッションのための情報共有に適した環境ではありませんでした。そこで,ワイドモニタの普及のため捨てようと思っていた約10年前のスクエア型モニタを研究室の壁に設置してみました。さすがに画面は小さいですが,2~3人で情報共有することがとてもしやすくなり,ディスカッションが進みます。予想以上に効果的なので,今度,少し大きめのモニタを設置してみたいと思っています。

 

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このように,学習には物理的な教育環境の整備も必要ですが,人の学びには様々な教育環境が関係しています。保健室,図書館,家庭,地域,メディア・インターネット,体験的な活動など教育環境をいかに最適化し,デザインするかをともに考えてみませんか。高校生の皆さん,先生方などで,このようなことに少しでも関心のある方は,ぜひ当研究室をお訪ねください。「山田哲也研究室」(外部サイト)で検索し,コンタクトもできます。歓迎いたします。